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　ニュージーランド・ポストは4月30日、「リアルミー（RealMe）」サービスを、内務省と共同で行うと発表した。
　これは、1つのアカウントで様々なオンライン行政サービスを利用できる新サービス。
　「リアルミー」アカウントを入手するには、150の郵便局（PostShop）のいずれかを一度訪れて本人確認手続をする必要があるが、これが済めば、オンラインで身分証明を行って、国勢調査やパスポート申請など様々な公共サービスを利用することができる。
　また、「リアルミー」は国の機関や地方自治体だけでなく、保険会社や公益事業者などの民間企業も活用できるという。
（New Zealand Post 2012年4月30日等）

（ひと言）
　このプロジェクトが実現するかどうかは、国会で審議中の「電子身分証明法案（Electronic Identity Verification Bill）」が可決されるかどうかにかかっている。2月に第一読会に提出されたこの法案は、今年後半に採決が行われる見通しとなっている。
　内務省は2006年から既に「アイガバメント（iGovt）」という同様のオンライン行政サービスを行っており、「リアルミー」はこの後継事業となる。