2013.04.30
【欧州】欧州郵便料金調査で英国が上位6か国にランクイン
ドイツポストが年1回行っている欧州郵便料金調査(今回で12回目)で、内国書状基本料金の上位6か国に英国がランクインした。
今回の調査では、各国の順位にほとんど変化は見られず、ノルウェー、デンマーク、スイス、フィンランド、ベルギーが、高額料金の上位5位までを占めた。
しかし、郵便規制機関Ofcomによる価格統制が撤廃され、昨年ロイヤルメールが30%の値上げを行った結果、今回の英国の基本料金ランキングは、10ランク上昇して6位となった(前回調査時は欧州29か国中の中位)。英国のファーストクラス書状料金は、0.54ユーロから0.69ユーロに値上げされている。
欧州の内国書状基本料金の平均値は、前回調査時より0.01ユーロ上昇して0.56ユーロとなった。
(Deutsche Post 「Letter Prices in Europe」2013年4月17日等)
(ひと言)
ドイツポストは、欧州郵便料金調査の結果における自国の書状料金は“きわめて妥当”と評価した。
同社は書状の基本料金を0.03ユーロ値上げして0.58ユーロとしたが、それでもドイツの料金は欧州平均値を下回っているという。
インフレを考慮すれば、ドイツの書状料金は、キプロス以外のどの調査対象国よりも大きく値下がりしていると説明している。