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　国際貨物管理業者ジェオディス・ウィルソン（Geodis Wilson）が、北米地域で大規模な成長戦略を開始した。
　ジェオディスは、特に米国市場で存在感を構築するため、米国内に運送・物流・流通網を持つサードパーティー・ロジスティクス（3PL）業者ワン・ソース・ロジスティクス（One Source Logistics）（本社：ミネソタ州ミネアポリス）を買収した。取引額は非公表。同社は、「ワン・ソース・ロジスティクスの買収は、北米市場で当社の存在感を拡大する計画の『第一歩』だ」と述べた。
（Geodis Wilson 2011年6月9日等）

（ひと言）
　ジェオディスはフランス国鉄SNCFの子会社で、国際事業本社をアムステルダムに置く。ジェオディスは2006年に当時のTNTのフレイト管理事業を買収。このフレイト管理部門が2007年6月から名称をジェオディス・ウィルソンに変更した。米州地域で1,400名を雇用しており、2010年は同地域で7億5,000万ユーロの収入を計上している。なお、サードパーティー・ロジスティクス（3PL）とは、荷主の物流業務を荷主（第一当事者）や運輸会社（第二当事者）以外の第三者が包括的に受託するロジスティクス・サービスのこと。