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2023.12.14

  • ICTワールドニュース
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【米国】AT&T、オープンRAN移行に向けエリクソンと契約

通信大手AT&Tは12月4日、エリクソンとの新しい契約の下、2026年までに無線トラフィックの最大7割をオープンRANに移行する計画を明らかにした。エリクソンはオープンRANプラットフォームの基盤を供給するほか、AT&TのCバンド(3.45GHz帯)に対応するデュアルモード5G無線機も提供する。契約は5年間で総額140億ドルに達する可能性がある。今回の契約により、AT&Tの主要5G機器サプライヤはノキアからエリクソンに代わる。ノキアは、2020年にサプライヤをサムスンに切り替えた米通信大手ベライゾンに続き、大手顧客を失った。アナリスト等は、AT&Tがエリクソンと新たに契約を結んだ理由を以下のように推察している。

*エリクソンが2020年に米国内に5G機器製造施設を開設したため(バイデン政権はデジタルインフラ補助金の適用要件として国内製造製品の採用を課している)。
*AT&Tの操業地域は気温が高く、冷却にファンを使用するノキア製無線機では寿命が短いため。
*エリクソンが価格面で良い条件を提示したため。
なお、AT&TはオープンRANへの移行を進める上で協力し得るベンダーとして、エリクソン以外に富士通、コーニング、デル、インテル等の企業を挙げている。

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