「未成年者インターネット保護条例」（以下、「条例」）が、このほど国家インターネット情報弁公室によって公布された。これは中国初の未成年者のインターネット利用における保護に関する包括的な特別立法であり、2024年1月1日から施行される。「条例」では、各地の各学校に対し、「生徒の携帯電話の校内への持ち込みを制限し、教室内への持ち込みを固く禁じる」という管理要求を厳格に実施するよう求めている。「条例」は、未成年者の心身の健康を危険にさらすインターネット情報の規制を強化するものである。このような情報には、わいせつ、ポルノ、暴力などを助長する内容を含み、いかなる組織、個人もこのような情報を作成、複製、配布、伝播してはならないことを明確にしている。「条例」では、未成年者のオンラインゲームやショート動画に対する中毒、ネットいじめ、非理性的な消費などの問題について明確な規定が設けられている。ネットワーク製品やサービスプロバイダに対し、ネットいじめ行為の早期警告・予防、特定・監視、処分のためのメカニズムを構築・整備を図るよう求めている。また、ISPは、未成年者の年齢に応じて消費額を合理的に制限しなければならない旨が規定されている。
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