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国連教育科学文化機関（UNESCO）は9月7日、教育・研究分野での生成AI利用に関する初の国際的ガイダンスを公表し、教育機関での生成AI利用を早急に規制すべきとの見解を示した。ガイダンスは、2019年採択の「AIと教育に関する北京コンセンサス」や2021年採択の「AI倫理に関する勧告」に基づき、生成AIの人間中心の活用を提唱するもの。具体的には、教育・研究分野で生成AIを倫理的に使用するための政策枠組策定に向けたステップを提示している。また、教員研修の必要性を訴えるほか、生成AI利用の年齢制限を強く推奨し、利用年齢を13歳以上にすべきと勧告。生成AIの大部分は大人向けに設計されているため、子どもが使用すれば不適切なコンテンツに触れるリスクがあると指摘している。UNESCO調査によれば、世界の約450校の教育機関のうち生成AI利用方針を有しているのは1割未満。急速に進化する新技術を教育分野で倫理的に利用する環境はほとんど整っていない。UNESCOは今年6月、このような状況下にも拘らず教育機関における生成AI利用が急展開していることを憂慮する警告を発していた。