中国共産党中央委員会と国務院はこのほど、「デジタル中国建設の全体配置計画」を公布し、2025年までに、強力な協調性を有する一体化推進構造を形成し、デジタル中国の建設において重要な進展の実現を目指すことが提示された。また、2035年までに、デジタル発展の水準は世界のトップクラスに入り、デジタル中国建設において重大な成果を収めるようにし、各地域と各部門がその詳細について実行することを求めている。「計画」では以下の内容が示された。
1)デジタルインフラを整備し、5G網とギガビット級ファイバ網の協調建設を加速し、IPv6の大規模展開と応用を深く推進し、モバイルIoTの全面的な発展の推進、汎用データセンター、スーパーコンピューティングセンター、インテリジェントコンピューティングセンター、エッジデータセンターなどの合理的な配置を指導する。
2)アプリケーションインフラの全体的な水準を高め、従来のインフラのデジタル化・スマート化を強化する。公衆衛生、科学技術、教育など重要分野で国家データリポジトリを構築する。
3)デジタル技術と経済、政治、文化、社会、生態系との「五位一体」の融合を促進し、経済・社会の発展を全面的に後押しする。
4)監視と評価、審査と評価を実施し、財政支援を強化し、デジタル化建設の発展と細部の確実な実施を促進する。
5)データエレメント市場構築とデジタル経済関連分野の投資機会を引き続き有望視する。ARなどさまざまな応用シナリオの継続的な充実により、関連産業チェーンの需要を牽引する。
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