科学技術情報通信部は2月20日に「大韓民国デジタル戦略」を受けた次世代ネットワーク発展戦略として「K-Network2030戦略」を発表。政府は①世界最高の6G技術力確保、②ソフトウェア基盤ネットワーク革新、③ネットワーク供給網強化の三つの目標達成に向けた政策課題を進める。科学技術情報通信部は6GやOpenRAN等の研究開発に6,253億ウォン(約625億円)の予算の妥当性調査手続きを進めている。
次世代ネットワーク革新関連戦略では6Gの国際特許シェア30%以上の確保を目指す。2026年には主要国の業界関係者や大臣級政府関係者を招いて6Gの研究成果のデモンストレーションイベント「Pre-6G fest」を開催する。低軌道衛星通信の競争力強化に向けて試験網構築等を進め、2027年には低軌道通信衛星試験打ち上げを予定する。強靭で安全なネットワーク基盤強化対策では、新築建築物への光ケーブル構築全面化(2023年6月~)、Wi-Fi6E拡大と2024年中のWi-Fi7高度化を進める。トラフィック増に備えバックボーン網伝送速度を2030年までに4倍に増やし、海底ケーブル容量増設等を進める。ネットワーク低電力化に向けて、携帯基地局にAI半導体及びAI基盤電力最適化システムを導入する。産業エコシステムの競争力強化対策として、OpenRAN機器産業の成長エコシステム整備を計画する。OpenRAN中核機器と部品開発支援にも乗り出す。OpenRAN国際標準化と商業化促進三向けた官民連合体も年内に立ち上げ、国内企業支援のためのOpenRAN国際認証体系(K-OTIC)も構築予定。
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