工業・情報化部(MIIT)は11月12日、同8から11日までに浙江省烏鎮で開催された、2022年世界インターネット大会にて副部長の張雲明氏が挨拶を行ったと明らかにした。それによると、2022年9月末現在、開通された5G基地局数は222万を超え、全国すべての地級市及び県地域をカバーした。仮想型プライベート5G網は1万以上に達し、5G携帯利用者数は5億2,000万に達した。工業ゲートウェイ、スマートウェアなどの対応端末は30種類を超え、5Gユースケースは工業、医療、教育、交通など多くの分野で広がりを見せている。
今後の5Gの発展について、張雲明氏は以下4点を提案した。
第一に、ネットワークの構築を適度に先行させ、都市部の屋内及び農村部の広範囲カバーを中心に、仮想型プライベート5G網の規模化及び専門化の発展を加速させる。
第二に、ユースケースの業界規模、ネットワーク規模、端末規模を拡大させ、革新力の向上を図り、規模及び質の向上を実現する。
第三に、産業チェーン、サプライチェーンの新システムを構築する。資源とノウハウを集約し、システム、チップ、端末、計器などを含む産業チェーンの構築、コアチップ、コアデバイス、ハイエンド技術などの確立を実現する。
第四に、標準、技術、産業、ネットワーク応用、ネットワーク安全などの各分野における多国籍企業や国際組織との協力を展開し、開放、公平、非差別的な発展環境を共同で構築し、外資企業による中国5G市場への参入を促すと同時に、中国企業の海外展開も積極的にサポートする。
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