2022.10.12
【インド】モディ首相、5Gサービスの開始を発表
モディ首相は、10月1日、第6回インドモバイルコングレス(IMC2022)で5Gサービスの開始を発表した。IMC2022は通信省電気通信局(DoT)とインド携帯電話事業者協会(COAI)の共同開催。教育、健康、労働者の安全、スマート農業等の5Gユースケースの他、政府傘下のテレマティクス開発センター(C-DoT)が開発したインド独自の5G NSAコアネットワークも発表された。5G NSAコアはチャンディーガルのBSNLネットワークに設置されており、C-DoTのパートナーであるVVDN社とWiSig社が5G無線装置を開発、エンドツーエンドのソリューションを提供する。
インドの5Gで期待される分野は、医療、教育、農業、公共ネットワーク等。首相は、中央省庁、州政府、民間企業に対し、市民サービスの向上、雇用機会の促進、生産性と効率性の向上のために、さまざまな5Gのユースケースを活用するよう促した。首相が提唱する「自立したインド」「研究開発促進」「全国民の支援と信頼」ビジョンに沿ったもの。なお、バルティ・エアテルは同日に8都市で5Gサービスを開始、2024年3月までに最大5,000の町をカバーする計画。リライアンス・ジオは10月から4つの大都市圏から開始し18か月でほとんどの都市や町に普及させたいとしている。