移動通信最大手SKテレコムの子会社SKブロードバンドが運営するモバイルIPTVサービス「oksusu」と地上波3社運営のネット配信サービス「POOQ」の合併計画が1月3日に発表された。POOQの運営会社とSKブロードバンドのoksusu事業組織を統合して新法人を設立する。法人設立後は国内外からの大規模投資誘致を進め、世界を狙ったコンテンツ制作と投資にまず注力し、ブランド名も一新する。5G時代を見据え、ストリーミングと超高画質ビデオ技術基盤のメディア新サービスを提供し、AIとビッグデータ基盤のコンテンツ推薦技術等も活用する。また、グローバルパートナーとの提携を通じて韓流拡大と韓国コンテンツ海外進出の橋頭保の役割も果たす計画。2019年は東南アジア市場をターゲットとしている。
今回の大手OTTサービス統合は、昨年LG U+が自社のIPTVでネットフリックスとコンテンツ提携したことに対抗する動きとも見られている。非通信部門強化中のSKテレコムは特にメディア事業に力を入れており、米大手放送事業者シンクレア放送グループと3月までに米国で現地合弁会社を設立し、米次世代放送ソリューション市場に進出する計画も直後に発表している。
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