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物流ワールドニュース

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2017.07.03

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【シンガポール】シングテルとシンガポール・ポスト、「ReCYCLE」プログラムを開始

 世界環境デーの6月5日、シンガポール第1位の情報通信事業者シングテルとシンガポール・ポストは、不要になった携帯電話等の小型電子機器の回収に関して協力すると発表した。
 これはシンガポール国家環境庁が推進するE-waste(廃電気電子機器)リサイクルプログラムの一環として実施されるもの。同庁によれば、シンガポールでは年間およそ6万トンのE-wasteが排出されているという。
 このReCYCLEプログラムでは、E-wasteの回収方法は二通りある。消費者は、不要になった携帯電話を、シングテルの販売店や郵便局に設置された回収箱に投入するか、販売店や郵便局に置かれた回収用の封筒を使用して、郵便ポストに無料で投函することができる。
 シンガポール・ポストは「郵便網を活用することで、回収率のアップが期待できる」と述べている。
(Singapore Post、ReCYCLE 2017年6月5日等)

(ひと言)
 同様の取り組みとして、シンガポールでは、情報通信第2位のStarHubが、DHL、リサイクラーのTES-AMMと協力して、小型電子機器のリサイクルを行っている。
 このような郵便事業者の取り組みは、オーストラリア・ポスト(2008年)やドイツポスト、USPS(2012年)、仏ラ・ポスト(20015年)などでも、既に開始されている。
 E-waste(廃電気電子機器)は、環境汚染を生む有害性と、レアメタルなどの資源性の両面を持つため、一般廃棄物として全て廃棄するのではなく、リサイクル可能部分を回収することを目指している。