ホワイトハウスは、4月10日、岸田総理の訪米を受けた日米首脳共同声明を発表し、同声明中で、両国が同盟国と協力して信頼のおける強靭なネットワークを構築し、太平洋地域における海底ケーブル敷設に資金を提供する計画に言及した。これに合わせ、グーグル・クラウドは同日、日米間を結ぶ2本の新しい海底ケーブル敷設に10億ドルを投資すると発表。同社によると、「Proa」「Taihei」と名付けられた2本の海底ケーブルが、日米間及び複数の太平洋島嶼国・地域の接続性を向上させることになる。グーグルは、新たに敷設するケーブルの内、「Proa」は米国、日本、北マリアナ諸島連邦(CNMI)、グアムを結び、「Taihei」は米国、日本、ハワイを結ぶとしており、地域のデジタル接続性向上のため、KDDI、アルテリア・ネットワークスなどの日本企業やフィリピンのシタデル・パシフィック、CNMIと協力するとしている。また、海底ケーブルは両方ともNEC製となっている。
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