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ICTワールドニュース

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2023.02.02

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【韓国】世界初の公共メタバース「メタバースソウル」がオープン

ソウル市が世界初の公共メタバースプラットフォーム「メタバースソウル」の本格サービスを1月16日から開始した。ソウル市は世界の都市では初めての公共領域でのメタバース導入に向けて、2022年から2026年までの三段階に分けたサービス導入計画を進めてきた。今回は第一段階サービスとして経済・教育・税務・行政・コミュニケーションの5分野でサービスが提供される。メタバースソウルのアプリはGoogleとAppleのアプリストアからダウンロードする。

具体的サービス例として、青少年メンタリング仮想相談室、民願チャット相談、税金チャットボット相談、FinTech企業紹介ブース、企業支援センター等がある。FinTechブースでは企業代表とのビジネス交流も可能で、外国人との交流の際は翻訳機能が使える。企業支援センターでの相談は平日9時から18時まで。個人相談室から100人が入れる会議室まで多様な目的の会議室がメタバース上に設けられ、画像や資料共有機能も可能。メタバースソウルアプリでは安全な活用のために、初回利用時に本人認証と会員加入が必要。会員加入をしない場合はゲストモードで入ることができるがチャットや他人とのやり取りは制限される。メタバースソウルは昨年、ハーバード大学やMIT等20の海外機関のインタビューや会議を通じて紹介され、既に海外でも注目されている。2023年には第二段階事業として不動産契約、外国人支援事業等のサービスを拡大予定。また、市・自治区で個別に構築するメタバースはメタバースソウルプラットフォームに統合する計画である。

韓国では国を挙げて次世代プラットフォームとして生活密着分野・公共・産業分野で積極的にメタバース導入を進めている。複数の主要自治体が今後さらにメタバースを導入する予定。

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