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2022.04.12

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【韓国】CJ ENM、三つ目の新スタジオ構築でディズニーモデルのマルチスタジオ体制へ

総合エンタメ最大手CJ ENMが新たなコンテンツスタジオ「CJ ENM STUDIOS」を開設しK-コンテンツ量産に向けたマルチスタジオシステム構築に乗り出す。CJ ENMはかねてから話題となっていた、700億ウォン(70億円)規模のスタジオ新設計画を4月5日に公式発表した。これにより、CJ ENMは2016年に設立したスタジオドラゴン、最近買収した米エンデヴァーコンテンツ、今回新設するスタジオを含めて三つのマルチスタジオ体制を築き、グローバルコンテンツ競争力強化に拍車をかける。CJ ENMはCATVやIPTV等の有料放送にドラマ専門チャンネルtvNや音楽専門チャンネルMnetをはじめ複数の人気チャンネルを提供するソフト事業者。特に、ドラマ制作部門を分社し上場しているスタジオドラゴンはアジア最大のヒットドラマメーカーでもある。

韓国の放送事業者はコンテンツ競争力を高めるため、ディズニーのような米国モデルのスタジオ化を進めている。CJ ENMのスタジオドラゴン分社に続く形で民放SBS、有料放送総合編成チャンネルJTBCがコンテンツ部門を切り離してスタジオを設立している。CJ ENMはジャンル別に特化した複数のスタジオを傘下に置くことでコンテンツの質と量を同時にアップグレードする計画。新スタジオは今後国内外OTTプラットフォームをターゲットにマルチジャンルのコンテンツの企画から制作まで手掛ける。新スタジオの代表にはCJ ENMの経営支援室長と成長推進室長を歴任し、経営戦略とM&Aを担当してきたハ・ヨンス氏が就任予定。

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