総合通信最大手KTがOTT事業部門をKT seeznとして8月5日に分社した。韓国ではコロナ禍でNetflixが急成長し、国内OTTサービスの成長が伸び悩むなどNetflixをはじめとする海外有力OTTに対する危機感が強い。Netflix対抗策として、国内OTTの統合再編やサービスリニューアル、OTT事業部門分社といった動きが活発化している。KTは2008年のIPTV開始以降メディア事業に力を入れてきた。OTT部門分社により意思決定を迅速化して機動性を高める方針。今後、KTのOTTサービスseeznは新会社がサービスを提供する。KT seeznはKTスタジオジニーと共に、KTグループのメディアコンテンツ事業で中心的役割を担う。スタジオジニーがコンテンツ制作と育成の司令塔となる一方で、KT seeznは顧客に近いところでOTT等次世代プラットフォームを提供する。KT seeznはまず、サービスリニューアルと共に、国内外のオリジナルコンテンツに果敢に投資する。投資誘致や提携も拡大する方針。
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