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2021.01.12

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【韓国】仁川国際空港に5G活用非対面安全・防疫サービス導入。28GHz帯も活用へ

仁川国際空港に2020年12月末から5G活用非対面安全・防疫サービスが導入された。このサービスは、コロナ禍を契機としたDX戦略、「デジタルニューディール」の一環のMEC(モバイルエッジコンピューティング)基盤5G融合サービス発掘プロジェクトを通じてSKテレコム率いるコンソーシアムが環境を構築。仁川国際空港第二旅客ターミナル出入国場で自律走行ロボット、キオスクが、空港利用者の発熱・マスク着用状況感知、感染の疑いがある人物の検査誘導、患者発生時の移動経路照会や消毒といった非対面防疫サービスを提供する環境が整備された。入国場や手荷物処理施設では28GHz帯基地局を構築。韓国では3.5GHz帯活用の5Gを優先し、28GHz帯の活用が遅れていたが、キャリア3社が試験サービスレベルで2020年中に28GHz帯の活用を開始することが計画されていた。28GHz帯は当面産業中心で活用される。

MECプラットフォームに国産AI半導体技術を活用するなど最新技術のテストベッドの役割も果たしている。この他にもMEC基盤5G融合サービス発掘プロジェクトを通じ、遠隔教育、道路管理、防疫、ヘルスケア、スマート産業団地、環境管理等7つのサービスモデルを公共部門で先行導入している。科学技術情報通信部は2021年6月までに「MEC基盤5G融合サービス活性化対策」をまとめる計画。韓国政府はコロナ禍を契機に、社会全体のサービス非対面化を進めるため積極的にICT活用を促進しており、5Gユースケース拡大が期待されている。

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