グーグル・クラウドは12月8日、エッジ・コンピューティング分野への進出を拡大するためにシーメンス・アドバンタ、ブロード・ピーク、ゼブラ・テクノロジーズ、パロアルトネットワークス、エクイニクス等のアプリケーション開発会社200社と提携したことを発表した。今回の提携により、これらパートナーのサービスは、法人顧客により近いデータセンターから提供されることになる。
グーグルは、エッジ・コンピューティングで自社クラウドを利用する法人顧客の増加を狙う。この動きは、5Gネットワークの提供拡大やAIの普及とタイミングを合わせたもの。5Gは超高速・多接続通信を可能にするが、一部の次世代アプリケーションは5Gをもってしても遅延により十全な性能を発揮できずにいる。これに対し、グーグルは、エッジでのデータ処理を提供することで、性能のさらなる最適化が可能になるとしている。
同社はエッジ・コンピューティングの使用例として、倉庫内作業を行うロボットや工場の技術者向けAR/VRサービス、コンサート又はスポーツの拡張型ライブ中継、無人レジなどを想定している。
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