中国共産党第19期中央委員会第5回全体会議（五中全会）は10月29日に「国民経済・社会発展第14次五か年規画と2035年までの長期目標の策定に関する中共中央の提議」を審議・採択し、第14次5か年規画期間の経済・社会発展の主要目標と重点課題を示した。主要目標の達成に向けての情報通信分野における取組みとして、次のように示されている。
新世代情報通信技術、バイオ技術、新エネルギー、新材料、新エネルギー自動車、グリーン環境保護及び航空宇宙飛行などの産業の強化を加速する。インターネットやビッグデータ、人工知能などの分野と他の産業との融合を推進し、製造業のクラスターの発展を推進し、新技術や新製品、新業態、新モデルを育成する。プラットフォーム経済及びシェアリング・エコノミーの健全な発展を促す。
デジタル経済を発展させ、デジタル産業化を推進し、デジタル経済と実経済の融合を推進し、国際競争力のあるデジタル産業クラスターを構築する。デジタル社会及びデジタル政府の建設を強化し、公共サービス、社会管理などのデジタル化のスマート化レベルを向上させる。
データ資源の財産権、取引、国境を越えた流通と安全保護などの制度と標準を確立し、データ資源の開発と利用を推進する。基礎公共情報データの秩序ある開放を拡大し、データの共有・開放プラットフォームを建設する。データの安全を保障し、個人情報の保護を強化する。国民のリテラシーを向上させ、情報サービスの全面整備を実現する。デジタル分野の国際ルールと標準制定に積極的に参与する。
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