[HTML]
H1

ICTワールドニュース

コンテンツ

研究員が日々収集・作成する情報の中から、現在日本での関心度が高いと考えられる、米・欧・アジアをはじめとした世界の主要なICT関連ニュースをセレクトして定期的にホームページに掲載していきます。

お知らせカテゴリー表示
国名等選択
お知らせ年度表示
掲載年選択
お知らせ表示

2016.12.12

  • 米国

【米国】アップル、機械学習と自動化の研究に投資

 アップルが11月22日に運輸省道路交通安全局(NHTSA)に宛てた書簡で、同社が自動走行車を制御するソフトウェア開発に関心があると述べていたことが明らかとなった。アップルは、輸送を含む様々な用途に利用するため、機械学習や自動化の研究に多額の投資を行っていると明かしている。同社が「Project Titan」の名で自動走行車の開発を進めているらしいとは以前からうわさされていたが、同社がこの分野について公式に発言するのはこの書簡が初めて。同社広報は、NHTSAとベストプラクティス策定で協力したいとの意図から今回書簡を送るに至ったと説明している。

 また、この書簡でソフトウェアの開発を強調していることは、同社の研究の主眼が自動走行車の開発からその基盤となるシステム開発に移ったというこれまでの報道を裏付けるものともいえ、同社自身が自動走行車をデザインあるいは製造する可能性は低いと見られる。アップルは、この書簡において、NHTSAが提案する事故やニアミスに関するデータ共有を支持する立場を取っており、これは、他の自動車メーカーの立場とは異なっている。 また、アップルは、議会やNHTSAに対して、既存の自動車メーカーが自動走行車の試験を義務付けられるのに対して、アップル等の新規参入者はそういった試験を行うことを免除するよう規則の修正を求めている。