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2016.12.02

  • 米国

【米国】ニュートノミー、年内にボストンでロボットタクシーの公道試験を開始

 Uberより一足早くロボットタクシーの公道試験を実現したニュートノミーは、11月21日、ボストン市でも自動走行車の公道試験を開始することで合意したと発表した。同社の自動走行ソフトを採用したルノーの電気自動車「Zoe」がボストン市内で試験運行を開始する。マサチューセッツ州ケンブリッジに本社を置くニュートノミーは、マサチューセッツ工科大学からのスピンオフで、2018年にシンガポールで商用自動走行車を提供することを目指している。今回のボストンでのテストは、まずレイモンド・フリン・マリンパーク内で1台を使って開始される予定。このテストでは、様々な悪天候での自動走行や道路標識の認識、都市部での複雑な道路状況への対応などが確認される。ニュートノミーは、完全自動走行車によるオンデマンド・サービス構築を目的としており、今年8月にはシンガポールで公道試験を開始。

 自動走行車のトライアルは、アルファベット傘下のグーグルに加えて、Uberも9月からピッツバーグでテストを開始しているが、ニュートノミーは自動車業界からの関心も高く、今回のボストンでのトライアル開始は、それをさらに高める可能性がある。ニュートノミーは、グーグルと同様、各種センサーを組み合わせるシステムを採用しており、レーザーやカメラによる画像データをコンピューターに供給し、道路をナビゲートする機能を学習している。ボストンは9月、世界経済フォーラム(WEF)と協力して自動走行車に対する政策勧告を行う1年間にわたる取組みと、その試験を支援することを発表している。