[HTML]
H1

ICTワールドニュース

コンテンツ

研究員が日々収集・作成する情報の中から、現在日本での関心度が高いと考えられる、米・欧・アジアをはじめとした世界の主要なICT関連ニュースをセレクトして定期的にホームページに掲載していきます。

お知らせカテゴリー表示
国名等選択
お知らせ年度表示
掲載年選択
お知らせ表示

2016.11.22

  • 韓国

【韓国】サムスン電子、米自動車部品大手と加次世代SMS企業を相次いで買収

 サムスン電子が米国の自動車部品大手ハーマンの買収を11月14日に発表。ハーマンはコネクティッドカーとオーディオ分野専門企業で、年間売上規模は70億ドルで営業利益は7億ドル。特に、コネクティッドカー用インフォテイメント、テレマティクス、セキュリティ、Over The Air(OTA)ソリューション等の成長事業分野で世界的競争力を持ち、売上の65%を占める。買収価格は1株当たり112ドルの総額80億ドル(約8,530億円)で、韓国企業による海外企業の買収価格としては史上最大。
 
 サムスン電子はハーマンの買収により、コネクティッドカーのトータルソリューション企業への脱皮を図る。買収手続きは2017年7-9月期に完了する計画だが、スケジュール前倒しの可能性もあるとしている。なお、買収後もハーマンの現在の経営陣が引き続き運営する予定。
 
 これに引き続き、サムスン電子は翌15日、カナダのRCS(Rich Communication Services)技術企業のNewNet Canadaの買収を発表。今後はRCSインフラを持たないモバイルキャリアにRCSサーバソリューションを提供し、RCS技術が搭載された端末の普及を狙う。RCSは世界的なモバイル業界団体GSMAが策定したメッセンジャー規格。ハリファックスを拠点とするNewNet Canadaは2009年の創業以降、2014年に米国のテクノロジー賞を受賞。現在、グローバルキャリアやメーカーと提携している。