2016.10.12
【米国】マイクロソフト、AI部門「Microsoft AI and Research Group」を新設
「AIの民主化」「誰でも使えるAI」を目指すマイクロソフトは、9月29日、人工知能(AI)技術を用いた製品およびサービスに注力する新部門「Microsoft AI and Research Group」の設立を発表した。新グループは、同社研究部門Microsoft Researchと、「Information Platform」グループ、「Cortana」および「Bing」チーム、「Ambient Computing」チーム、「Robotics」チームを統合。エンジニアやコンピュータ・サイエンティスト合わせて5,000人ほどが所属し、トップにはベテランのハリー・シャム氏が就任する。マイクロソフトは、消費者向けにはSkype Translator、Cortana、法人向けにはCortana Intelligence SuiteなどのAIを活用した製品を提供。また、機械学習、画像認識等の機能をアプリケーションに追加するサービスも提供しており、先日には、Uberがマイクロソフトの顔認識サービスを運転手の認証に用いることを発表した。今回、Bingが新グループに統合されることを受け、「Application and Services Group」は「Office Product Group」に改称。同グループは、スカイプ・チームとともに、ラジェシュ・ジャー氏の指揮下に入る。