2016.10.04
【ドイツ】自動車メーカーと移動通信機器メーカー、自動走行車のインフラ開発を後押しする企業連合を発足
自動車メーカー大手のアウディ、BMW、ダイムラーは9月27日、移動通信機器を製造するエリクソン、ファーウェイ、インテル、ノキア、クアルコムと、自動走行車が必要とするインフラ開発を後押しする企業連合「5Gオートモーティブ・アソシエーション」を発足した。同連合は、次世代通信ソリューションの開発・テスト・プロモートや技術の標準化支援、迅速な商用化、国際市場での普及を目標に掲げており、現在、複数のネットワーク事業者にも加盟を打診しているという。BMW、ダイムラー、アウディの3社は昨年、ノキアからデジタル地図を作成するHEREを31億5000万ドルで買収した。今後は、HEREのプラットフォームを用いて他の車からのライブ・データに基づき数マイル先の道路状況等を運転者に知らせるサービスを発表する予定である。