2016.10.04
【フランス】オレンジ、2017年1月までにIoT専用網を120都市に整備へ
オレンジは現在、IoT専用網「LoRaネットワーク」を国内18都市、約1,300の市町において展開しており、2017年1月末までにはこれを120都市、約2,600市町へさらに拡大していく計画である。LoRa接続サービスを担当するのはビジネス顧客部門であるOrange Business Servicesで、低消費電力のスマートオブジェクトおよびセンサーをベースに顧客のプロジェクトをサポートする。オブジェクト同時接続数100万台の実績を持つ、M2M分野に強い同社は、IoT用に2Gおよび4Gネットワークを適合させており、LoRaネットワークの展開と同時に国際標準規格の普及にも貢献している。重要なのはすべての顧客に対して、センサー、電力、速度、カバレッジなど適切な接続ソリューションを提供することである。
同社はまた、IoTデータ管理プラットフォーム「DataVenue」を利用して、オブジェクトやセンサーからのデータの収集、処理、配信まで行う総合サービスも提供する。オレンジにとってIoTは多角化が狙える分野であり、2018年までに6億ユーロ(約683億円)の収益を見込んでいる。