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ICTワールドニュース

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2016.09.09

  • 米国

【米国】周波数インセンティブ・オークション、目標額に達せず第1ステージ終了

 周波数インセンティブ・オークションを進めるFCCは、8月30日、フォワード・オークションの第27ラウンドを終えた時点で、第28ラウンド目に進む条件を満たすことができず、また、落札総額も地上波放送事業者への支払いに必要な金額に達しなかったことを発表した。これまでの落札総額は約231億803万ドル超(約2兆3,440億7,856万円)で、入札クレジットと割引を考慮すると正味224億5,000万ドル。これは、目標額である884億ドルを大きく下回る金額となる。

 FCCは今後、地上波放送事業者から回収する周波数帯域を減らし、第2ステージに入ることになり、地上波放送事業者を対象とするリバース・オークションは9月13日から開始されることが発表された。今回の結果に対し地上波放送事業者協会(NAB)は、周波数オークションが必要であるという移動通信業界の主張に疑問を呈するものとしている。

 一方、移動通信業界団体のCTIAは、231億ドルという落札総額はFCCがこれまで開催した周波数オークションの中で2番目に高いもので、前回の700MHz帯周波数オークションの落札総額である189億6000万ドルを上回っていると指摘。オークションには、活発な入札が行われたと反論している。