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2016.09.05

  • 米国

【米国】Uberとボルボ、完全自動走行車開発で協力

 Uberとボルボは、8月18日、2021年までに完全に自動走行する車を開発する総額3億ドル(約310億円)のプログラムを共同で進めていくことを発表した。両社は、自動走行に関する最新技術を導入した新たな車体ベースを開発する契約を締結した。ボルボが開発した車体ベースはUverが買い取る形態となる。その際、Uberが自社開発した自動走行システムをボルボの車体ベースに提供する。ボルボ側は、開発した車体ベースを、自社の完全自動走行車に向けた戦略の次のステージで利用する。ボルボの社長兼CEOであるHakan Samuelsson氏は、世界の技術を牽引しているUberとの提携について光栄に思う、提携によりボルボが自動車産業における現在の技術革新の中心になることができるとコメントした。
 
 新たな車体ベースは、ボルボのXC90 SUVや S90プレミアム・セダン、V90プレミアム・エステートの車種で利用されている完全にモジュラー拡張製品アーキテクチャ(SPA)を元に開発される予定。なお、同SPAは、次世代の電気化やコネクティビティに対応するために2010年に開始された同社の110億米ドル規模のグローバル産業変革プログラムの一環として開発されたものである。
 
 UberのCEOのTravis Kalanick氏は、100万人以上の人が自動車事故で死亡しているが、これは自動走行車が解決を支援することができるが単独では難しく、ボルボのような自動車メーカーとの提携が必要であるとした。また、Uberは自ら自動走行車を製造する計画はなく、既存車両に自動走行機能を追加するキットを作成する方針だという。