2016.07.22
【中国】中国聯通、100Gbps伝送技術を利用する初の太平洋横断光海底ケーブルが開通
通信キャリアの中国聯通が、100Gbps伝送技術を利用する初の太平洋横断光海底ケーブルを7月2日に開通させた。同通信回線はAAG（アジア・アメリカゲートウェー）光海底ケーブルを経由して、香港とアメリカのPOP（Point of Presence）を結ぶ。同通信回線は、中国聯通が「一帯一路」沿線の国際通信事業者との協力の最新の成果とされている。中国聯通国際会社の馬躍睿総経理は、同通信回線のパートナーであるPT Telekomunikasi Indonesia International （Telin、インドネシア・ジャカルタ）について、Telinと中国聯通は国際光海底ケーブル資源の面で相互補完関係にあり、Telinはインドネシアにおける中国聯通の優先的なパートナーとして、両社の協力の見通しが広範囲であると述べた。
また、100Gbps伝送技術を利用する通信回線の開通に伴い、中国聯通の国際ネットワークは100Gbpsの時代に入った。同社は今後、APCN-2（Asia Pacific Cable Network 2）、APG（Asia Pacific Gateway）、TPE（Trans-Pacific Express）などアジア・太平洋地域光海底ケーブルで100Gbps通信回線を開通させ、国際ネットワークサービス能力を向上させる予定である。