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　移動通信最大手SKテレコムは5月30日、IoT実証団地整備を進めている大邱市全域でのLoRa規格IoT専用LPWAネットワーク構築完了を発表。キャリア3社は今年に入ってからIoT全国ネットワーク構築計画を打ち出しているが、都市単位で構築されるのは大邱市が初例となる。IoT産業活性化のため、政府は現在、関連規制の緩和と多彩な実証事業推進を進めている。その一環として実証団地整備が進められる大邱市はIoT関連の規制フリーゾーンとされる予定。SKテレコムと大邱市は今年3月に、IoTインフラ構築、エネルギー効率化、スタートアップ支援等のIoTテストベッド構築協力で協約を締結している。その一環で、市内に7月までにベンチャー・スタートアップの新サービス開発支援のためのTオープンラボが開設される。大邱市は今後、IoTベースのエネルギー、医療、未来自動車インフラの構築に1兆ウォン（約1,000億円）以上の予算を確保する計画。
　
　SKテレコムは6月中にLoRaネットワークを全国に拡大する計画。さらに、IoTエコシステム活性化と大企業・中小企業同時成長のため、IoT専用モジュール10万個の無料配布、割安なIoT料金プラン導入、中小企業・スタートアップ対象IoTファンド設定を計画している。