2016.06.13
【米国】マイクロソフト、中国シャオミに特許約1,500件を売却
米マイクロソフトは、6月1日、中国のスマートフォンメーカー最大手のシャオミ（小米科技）と提携拡大の一環として、保有する特許1,500件近くを同社に売却することに合意した。シャオミは、将来的には自社スマートフォンを米国内で販売することを目標としており、今回の特許買収はその基礎を固めるためのものと見られる。シャオミは、オンラインで製品を販売しコストを抑えるという戦略が成功し、2014年には中国スマートフォン市場のトップメーカーに成長した。しかし、その後は特許ライセンス料や実店舗、広告関連の支出が増加する一方、売上成長は鈍っている。今回の特許買収額は発表されていないが、同社は、これまでにサムスンやデルなどと締結してきたのと同じようなクロスライセンス契約をマイクロソフトとも締結。また、提携の一環として、「オフィス」や「スカイプ」などマイクロソフトのソフトウェアを自社製品にプリインストールする。