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　ボーダフォングループは4月25日、2016年3月末までの1年間で、欧州、アフリカ、アジアにおける携帯送金サービス「M-Pesa」の利用者数が27.1％増加し、2,530万人に達したと発表した。同サービスは、銀行口座を持つことが出来ない貧困層を主なターゲットとして、同社が南アフリカのサファリコムと共同開発したもので、携帯電話のSMSを用いて、認定小売店舗を介した送金、現金の預け入れや引き出し等の基礎的な金融サービスを提供している。2007年にケニアで提供開始されて以降、タンザニア、南アフリカ、コンゴ民主共和国、インド、モザンビーク、エジプト、レソト、ルーマニアにサービス地域を広げ、2015年にはアルバニアとガーナが加わり、現在11か国で利用されている。また、同サービスは信頼性の高さが認められ、インド、レソト、ケニア等では政府が実施する事業の助成金・給付金などの支払いにも用いられている。