2015.12.14
【中国】クアルコムと小米、技術ライセンス契約を締結
クアルコムと小米（Xiaomi）は12月2日、技術ライセンス契約を締結し、小米は今後3G及び4G携帯電話に関してクアルコムに技術ライセンス料を支払うこととした。先日、クアルコムは自社の純利益が下落した要因として、自社の技術ライセンスが付与された一部の中国携帯電話メーカーが技術ライセンス料を支払わなかったことにあると指摘した。同社は本年2月、国家発展・改革委員に競争を排除・制限した独占行為があるとして罰金を命じられたが、今回の契約は中国市場におけるライセンス業務が好転していく兆しとされている。また、小米は、エリクソンと特許に関する紛争が未解決の中、同社が新興市場へ進出する計画を推進しようとしているため、業界大手企業とライセンス付与に関する協力関係を構築する必要があるものと受け止められている。なお、クアルコムは12月2日、契約の影響を受けて株価が7％上昇した。