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注目のICTトピック

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  • 2026年5月19日、ソーシャルメディアプラットフォーム等に対して、通報を受けてから48時間以内にAIディープフェイク等を含む非同意性的画像(non-consensual intimate imagery:NCII)の削除を義務付ける枠組みが確立した。

    これは、「ウェブサイト及びネットワーク上の技術的ディープフェイクを無力化することにより既知の悪用に対処する措置に関する法律(Tools to Address Known Exploitation by Immobilizing Technological Deepfakes on Websites and Networks Act:TAKE IT DOWN Act)」の成立から1年が経過して、これら要件を義務付ける規定が発効したことによるもの。

    同法は、AI生成やデジタル加工による性的画像の拡散が急増している状況を懸念して成立した経緯があり、今回発効した規定は、ソーシャルメディアやメッセージングアプリ、画像・動画共有アプリといったオンラインプラットフォームに対して、①消費者がプラットフォーム上の同意のない性的な視覚的描写について通報するための手続きを設けること、②通報を受けた後48時間以内に当該描写及び既知の同一複製物を削除することを義務付ける。

    連邦取引委員会(FTC)は、この通報及び削除の手続きの執行を担当し、消費者が有効なNCII削除要請に対応しなかったプラットフォームに関する苦情を提出できるウェブサイト「TakeItDown.ftc.gov」を立ち上げた。このサイトでは、NCIIの削除を求めるための手続きを作成しなかったプラットフォームに関する苦情も受け付ける。

    FTCは、また、同意なく自身の性的画像がオンラインに掲載された場合に消費者を支援する新たなガイダンスや、事業者が法令遵守を確保する方法に関するガイダンスも公表している。

    こうした取組みの一環として、FTCアンドリュー・ファーガソン委員長は5月11日、主要プラットフォーム事業者に書簡を送付し、期日までに同法に完全に適合する義務について周知を行っている。これらプラットフォームには、Alphabet、Amazon、Apple、Automattic、Bumble、Discord、Match Group、Meta、Microsoft、Pinterest、Reddit、SmugMug、Snapchat、TikTok、Xが含まれる。

    さらに、FTCは5月20日、主要プラットフォーム事業者12社に対して警告する書簡を送付し、これらプラットフォームが同法に違反して、通報と削除の手続き構築に失敗している可能性を指摘、直ちに現状を是正する措置を講じるよう求めた。

    FTCによると、同法違反はFTC規則への違反として扱われ、当該プラットフォームはFTCによる執行措置の対象となり、違反1件当たり最大5万3,088ドルの民事罰が科される可能性がある。

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  • 政府は、AIが国家安全保障と経済競争力を左右する重要技術であるとして、国内のAI産業支援と国際連携の強化を進める方針を示した。リズ・ケンダル科学・イノベーション・技術相が4月28日のロイヤル・ユナイテッド・サービス・インスティテュートの講演で表明したもので、AIが世界の力関係・安全保障・繁栄を再編する中、英国が主導権を失わないためには、決定的な政策転換が必要であると強調した。
     
    主なポイントは以下のとおり。
     
    1. AIは現代の戦略資産:チップや計算能力、AIは経済力・軍事力の基盤であり、これを制する国が優位に立つ。
    2. AI分野の集中リスク:世界のAI計算能力の約70%がわずか5社に集中しており、依存のリスクが高まっている。
    3. 英国の強みを活かす戦略:強力な研究機関や1兆USD規模のテック産業を背景に、研究・企業・人材・インフラなど強みのある分野に重点投資し、不可欠な存在になることを目指す。
    4. AIハードウェア強化計画:半導体やチップなど基盤技術を確保するため、国内のAIハードウェア計画を策定。
    5. AI主権の考え方:孤立ではなく依存の低減とレジリエンス向上を意味し、同盟国との協力を重視。
    6. 二つの重点施策:英国AI企業への支援拡大と、同盟国(特に中堅国)と連携し、AIの標準づくりに関与。
    7. 開発停止には反対:AI開発の停止は国益を損なうとし、主導権を握るか従属するかの選択だと指摘。
    英国はAI時代における影響力確保のため、国内産業強化と国際協調を軸に「不可欠な技術パートナー」に位置付ける姿勢を示したものと考えられる。
     

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    政府、「国家ディープテック戦略」を承認

    閣僚評議会(Council of Ministers)は2026年5月19日、「国家ディープテック戦略」を承認した。13の政府機関が連携して実施する国家プロジェクトとして、デジタルトランスフォーメーション・公務省と科学イノベーション大学省が策定し、同年4月30日に公表したもの。対象は、①バイオテクノロジー、②持続可能性・クリーンエネルギー、③人工知能・データ技術、④先進半導体、⑤高度通信接続・デジタル技術、⑥ロボティクス・自律システム、⑦先端材料・リサイクル、⑧先端センサー技術、⑨量子技術、⑩宇宙技術の10分野。これら最先端技術の開発・実装を通じて産業・雇用・競争力の強化と社会・福祉・健康・雇用・持続可能性などの社会変革を目指す。
     
    同戦略は、上記10技術に関する①科学・技術能力の強化、②企業基盤の強化、③産官学エコシステムの構築の三つの柱で構成されている。政府予算は、2026年~2030年間で総額80億EUR。特に②における研究成果の産業化を重視しており、予算の約80%を民間の製品化・国際展開プロジェクトに割り当てるとしている。
     
    戦略推進体制は、13の省庁で構成される「ディープテック政府間委員会」の下、①「技術事務局」(技術開発・イノベーションセンター(CDTI))が担当)、②科学・技術・イノベーション政策評議会(CPCTI)をベースに地方自治体との調整を行う「作業部会」、③産官学の戦略プラットフォーム「ディープテック・アライアンス」、④専門家による「諮問評議会」で構成される。
     
                                                                                          「国家ディープテック戦略」の概要
    戦略項目 目標 実施事項
    科学的・技術的能力の強化 人材の育成・誘致・定着 ・高度な研修と能力開発
    ・人材誘致と定着
    知識移転の推進 ・学術的成果の商業化
    ・産業上の資産権の保護
    ・科学分野の起業支援
    国際的卓越性を有する研究・技術センターの構築 ・最先端の研究開発インフラ構築
    ・高度イノベーション・エコシステム構築
    企業基盤の強化 イノベーション需要の促進 ・イノベーションの公共調達
    ・イノベーションに関するコンソーシアム・アライアンス・共同実験ラボの構築
    企業スケールアップのための官民資本の強化 ・長期忍耐資本(patient capital)に特化した資金調達プログラムの実施
    ・支援・モニタリングの仕組作り(ベンチャービルダー)
    バリューチェーン開発・産業化・国際展開への支援 ・テストベッドと検証環境の整備
    ・主要企業リーダーシップ
    ・国内産業化とエコシステムの国際化
    産官学エコシステムの構築 エコシステムのガバナンスに関する新たな制度枠組み ・省庁間調整
    ・地域間調整
    ・民間セクターの参加
    技術モニタリング・コミュニケーション・可視性の強化 ・技術動向把握と技術予測
    ・エコシステムのモニタリング・情報交換・可視化
    企業成長に資する規制枠組みの構築 ・ディープテックの加速化と責任ある利用のための規制枠組み構築
    出所:Estrategia Deep Tech España 2026-2030
     

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  • 中国移動は、中国国内向けに「天通」衛星通話サービスを正式に開始した。同サービスは「北斗」衛星SMS(ショートメッセージサービス)と連携し、「天通」と「北斗」の二つの衛星システムを活用することで、衛星通信と地上通信を一体的に運用し、安定した通信環境を実現する。

    「天通」衛星システムは、高度3万6,000kmの静止軌道衛星を利用しており、3基の衛星で構成されるネットワークにより、アジア太平洋地域全域をカバーできる。砂漠、山岳地帯、外洋、高原などの電波不感地帯や、地震、洪水、土石流などの大規模災害によって地上通信が麻痺した場合でも、安定した明瞭なリアルタイム音声サービスを提供できる。一方、「北斗」SMSでは、1回あたり最大1,000文字の中国語メッセージを送信できる。

    今回、中国移動はこの二つのシステムを統合し、民間通信ネットワークへ本格的に組み込んだ。緊急通信に加え、「天通+北斗」衛星通信は、遠洋漁業、地質探査、国境警備、アウトドア活動、科学調査など、幅広い分野での活用が見込まれている。

    利用者は、SIMカードの交換や電話番号の変更、専用機器の追加購入をしなくても、対応機種でサービスを申し込めば利用できる。

    現在、華為(HUAWEI)、Honor、小米(Xiaomi)、OPPO、vivo、Samsung、中興(ZTE)の主要7ブランド、計31機種がこの機能に対応している。月額料金は19元から89元(約2,000円)までのプランが用意されており、必要に応じて選択できる。

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    • 韓国韓国
    • セキュリティ、プライバシー
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    著作権侵害サイト即時遮断制度導入、制度実行力に早くも課題

    5月11日から改正「著作権法」が施行され、不法に複製された著作権侵害コンテンツを流通させるサイトに対して緊急遮断制度が初めて導入された。

    この制度は文化観光体育部(部は省に相当)長官が不法サイト摘発時に臨時遮断命令を出した後で、著作権保護審議委員会の審議を経て遮断を確定する形の規制システム。同委員会の審議はサイト遮断から5日以内とされる。法改正前は不法サイトの緊急遮断権限が無かったため、著作権被害に対しては放送メディア通信審議委員会の審議・議決によるサイト接続遮断措置を待たなければならなかった。そのため、従来は申告から遮断まで最低でも2−3週はかかっていたが、今後は手続きの即時実行が可能となる。

    制度導入初日は、文化体育観光部が34サイトに対する緊急遮断命令をISPに通知した。今回遮断命令が発動されたサイトには、閉鎖と運営再開を繰り返し、URLを変更しながら逃げ回っている海賊版ウェブトゥーンサイト「ニュートッキ」等も含まれている。なお、ニュートッキは法施行後もコンテンツ配信ネットワーク(CDN)とHTTPS暗号化等の迂回技術を用いて逃げており、実際のサイト遮断までに時間を要することが明らかとなっている。措置の実行力担保のためには、政府横断による協力体制が必要と指摘されている。

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    • オーストラリアオーストラリア
    • セキュリティ、プライバシー
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    連邦裁判所、子どもへの性的搾取関連コンテンツへの対応不備を理由にXに制裁金

    連邦裁判所は5月21日、Xが子どもの性的搾取および虐待に関するコンテンツへの対応について、ネット安全(eSafety)コミッショナーが発出した透明性通知に完全には従わなかったとして、民事制裁金65万AUDの支払いを命じた。

    eSafetyは2023年初頭、当時のツイッター社を含む大手企業に対し、「2021年オンライン安全法」が規定する「オンライン安全に関する基本的期待事項(Basic Online Safety Expectations)」への対応状況について報告を求めていた。

    連邦裁判所は、法に基づく報告義務は規制の実効性を担保する重要な要素であり、大規模ソーシャルメディア事業者がこれを履行しない場合、公的な違反認定を求めることは公益に資すると指摘した。また、実効的な抑止力を確保する観点から、上限に近い制裁金が相当であると判断した。

    本件は、オーストラリア市場向けにサービスを提供する企業が、法人の所在国にかかわらず、豪州の規制を順守する義務を負うことを改めて示す事例となっている。

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国別・地域別トピック

国別・地域別トピック

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    USPS総裁、財政危機打開へ議会に二つの選択肢を提示

    USPSのスタイナー総裁は5月8日の経営委員会の公開会合で、議会に対する財政支援・規制緩和要請の概要を示した。USPSは収益増とコスト抑制に取り組んでいるが「自助努力だけでは短期的に赤字を解消できない」とし、50年以上前に定められた法的制約の見直しが必要だと訴えた。今後1か月以内に立法課題を整理し、関係者から意見を募る方針である。

    スタイナー総裁は政策立案者に二つの選択肢を提示した。第一は、配達日数・サービス水準の義務、不採算郵便局の閉鎖制限、ファーストクラス郵便の低料金設定といった赤字要因の撤廃である。ただしこの場合、サービス低下と料金上昇が避けられない。第二は、1971年のUSPS設立時の議会の意図に立ち返り、民間企業には担えないユニバーサルサービスの費用を公共サービス補償として負担することである。加えて、借入権限の拡大と二つの退職年金制度の拠出方法改革も提案する方針を示した。

    USPSは最近、連邦職員退職制度(FERS)の事業主負担分の支払いを停止した。スタイナー総裁が3月の下院公聴会で「議会の支援がなければ2027年初頭までに運転資金が枯渇する」と証言し、現在150億ドルの財務省借入上限の倍増以上を求めたことを受けた措置である。配達日数削減などは2022年郵政改革法の審議時にも議論されたが否決された経緯がある。

    下院小委員会のセッションズ委員長は「借入上限引き上げの前に、何が最初に機能不全になるか理解する必要がある」と慎重姿勢を示した。スタイナー総裁は「国民はUSPSが重大な岐路にあることを十分認識していないのではないか」と危機感をにじませた。

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  • 欧州委員会は4月27日、施行から2年が経過した「デジタル市場法(DMA)」の見直しに向けて、初の評価結果を公表した。同法の施行状況に対する評価結果について、主な内容は以下のとおり。
     
    • 運用の成果と継続性:デジタル市場におけるゲートキーパーの独占を抑制し、企業や消費者にとってより公平で競争可能な環境を創出していると分析しており、今後も引き続き施行する必要がある。
    • 新たな対象と課題:クラウドサービスやAIといった急速に進化する分野が新たな課題として浮上しているとし、これらの領域に対する厳格な監視と法執行が優先事項となる。
    • SNSの相互運用性:SNSにおける水平的・垂直的相互運用性は技術的には実現可能であるが、明確な需要は存在しない。
    欧州委員会は、2025年にDMAの見直しに関する公開諮問を複数回実施しており、今年1月にはそれらの結果の概要を公表していた。規制強化を主張する側からは、ゲートキーパーの義務強化や中小企業への支援強化、AIやクラウドサービスまで規制の範囲を広げるといった意見が寄せられた一方で、ゲートキーパーからは、市場規制がイノベーションを阻害している可能性やゲートキーパーに課されている義務の一部は市場の現状と釣り合わないといった意見が示されている。
     
    また、DMAの見直しに対しては、欧州議会及び業界団体からも意見が寄せられている。
     
    欧州議会は、欧州委員会に対して、EUへの主権侵害に対抗し、DMAの迅速かつ効果的な施行と、AIを活用した検索ツールおよびクラウドサービスに対するより厳格な監視を要請する決議を採択した。
     
    一方、米国テック企業等が加盟するコンピュータ通信産業協会(CCIA)は、消費者及びイノベーションに対するDMAの悪影響を見落としていると指摘しており、これまでのDMAにおける執行が、予測不可能かつ過度に裁量的であり、効果的な法令順守を阻害する「手続き上のブラックボックス」を生み出しているとの懸念を示している。
     

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    英国広告協会とWARC、最新の広告費報告書を発表

    英国広告協会(Advertising Association:AA)とWARC(World Advertising Research Center)は2026年4月30日、最新の広告費報告書(Advertising Expenditure Report)を公表した(注1)。本報告書は、英国の広告・メディア環境の変化を反映するため、業界関係者との幅広い連携を経て、大幅に刷新されたもの。その結果、2025年の英国の広告投資額は前年比6.4%増の467億ポンドに達し、過去最高水準を記録した。
     
    最新報告書によると、2025年第4四半期における広告主の投資総額は129億ポンドで、前年比8.0%増となった。このうち、リテールメディア(30.5%増)、アドレッサブルTV(26.9%増)、YouTubeを含むソーシャルメディア(22.0%増)はいずれも二桁成長を記録した。リテールメディアを除外した検索広告は年末商戦期に8.6%増となり、屋外広告(4.5%増)、ラジオ(2.1%増)もそれぞれ全体として投資額が増加した。
     
    2025年を通じた広告投資額は、前年比6.4%増の467億ポンドに達した。当該年は、アドレッサブルTV(37.0%増)、ソーシャルメディア(21.0%増)、リテールメディア(17.5%増)、オンラインラジオ(14.9%増)で二桁成長が見られた。また、検索広告(5.8%増)、シネマ広告(3.4%増)、屋外広告(2.3%増)も前年比で増加した。広告投資額の構成比では、検索広告が38.3%と最大を占め、次いでソーシャルメディア(24.7%)、テレビ(11.2%)が続いている。
     
    今後の見通しとして、AA/WARCの予測では、広告投資額は2026年に6.6%増の498億ポンド、2027年に5.6%増の526億ポンドに達するとされている。なお、英国では年間に広告を出稿する企業は約350万社にのぼると推定されており、これには海外企業も多数含まれている。
     
    媒体 2025年 2026年
    2025年
    第4四半期
    百万ポンド
    (名目)
    前年比増減率
    (%)
    前年比増減率
    (%)
    前年比増減率
    (%)
    映画館広告 219.8 3.4% 4.1% -22.0%
    ダイレクトメール 966.9 0.3% -1.8% -3.3%
    オンラインクラシファイド広告 899.3 -2.2% -1.3% -0.4%
    その他オンラインディスプレイ広告 2,513.4 -20.0% -25.3% -22.5%
    屋外広告 1,426.3 2.3% 3.1% 4.5%
     うちデジタル 954.6 3.0% 4.5% 7.0%
    出版メディア 1,552.2 -5.1% -2.3% -4.3%
    雑誌ブランド 445.2 -5.1% -4.6% -3.9%
     うちオンライン 258.3 -0.2% -2.6% 5.6%
    全国新聞ブランド 695.2 -4.6% -0.9% -3.4%
     うちオンライン 345.4 -0.9% 2.1% 2.8%
    地方新聞ブランド 411.9 -6.0% -2.0% -6.7%
     うちオンライン 243 -2.2% -0.3% -7.6%
    ラジオ 747.3 1.4% 2.2% 2.1%
     うちオンライン 89.5 14.9% 6.2% 11.9%
    リテールメディア 3,749.9 17.5% 14.6% 30.5%
    検索広告 17,876.1 5.8% 7.3% 8.6%
    ソーシャルメディア 11,515.4 21.0% 14.5% 22.0%
    テレビ 5,216.1 -1.2% 3.7% -5.3%
    うちアドレッサブルTV 1,839.0 37.0% 13.4% 26.9%
    全媒体合計 46,682.7 6.4% 6.6% 8.0%
     
    (注1)
    https://adassoc.org.uk/credos/aa-warc-updates-advertising-expenditure-report-to-capture-evolving-uk-media-landscape-and-records-46-7bn-media-investment-in-2025/
     

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    • ドイツドイツ
    • 放送・メディア
    • 国別・地域別トピック

    衛星放送は依然としてドイツで最も普及しているテレビ受信媒体

    SESドイツ(SES Germany.)が2026年5月13日発表した「Astra TV Monitor 2025」によると、ドイツではDTH衛星テレビが依然として最も広く利用されている受信方法となっている(注1)。
     
    市場調査会社カンター(Kantar)が実施したこの調査によれば、2025年には1,546万世帯(全テレビ世帯の43.7%)が衛星経由で視聴していた。衛星は依然として主要なプラットフォームであるものの、その数字は前年の1,602万世帯(44.8%)からわずかに減少した。
     
    ケーブルテレビは引き続き減少傾向にあり、2024年の1,332万世帯から2025年には1,244万世帯へと減少し、市場シェアは35.2%となった。DVB‑T2による地上波受信はほぼ横ばいで、168万世帯から174万世帯へとわずかに増加した。
     
    最も大きな成長を記録したのはIPTVである。IPTVの世帯数は471万から572万へ増加し、市場シェアも13.2%から16.2%へ拡大した。IPTVは現在、顕著な成長を遂げている唯一の主要配信手段となっている。
     
    SESドイツによると、衛星テレビは優れた画質で豊富なチャンネルを提供し、月額の受信料なしで利用でき、信号の安定性も高いという利点があるとともに、HD+ TVアプリによりハイブリッドなソリューションや機能が加わり、利便性と使いやすさがさらに向上していると述べている。
     
    (注1)
    https://astra.de/astra-tv-monitor-2025-satellit-ist-der-meistgenutzte-tv-empfangsweg-deutschland
     

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    • ドイツドイツ
    • AI
    • 国別・地域別トピック

    BSI、AI部品表に関するガイドラインを発表

    連邦情報セキュリティ庁(BSI)は5月12日、ソフトウェア部品表(SBOM)に関する「サイバーレジリエンス法(Cyber Resilience Act:CRA)」の規制に基づき、AI向けソフトウェア部品表に関するG7ガイドラインを発表した。

    このガイドラインにより、AIサプライチェーン、使用されるコンポーネント、依存関係に関して透明性が提供されるため、堅牢なAIサイバーセキュリティの基盤となる情報を提供することとなる。また、このガイドラインに基づいた管理を行うことで、AIシステムのトレーサビリティを可能にし、特定された脆弱性の効率的な管理を支援し、組織のサイバーリスク管理を強化することになる。AI分野は急速に、広範かつ持続的に発展しており、このガイドラインは将来的な調整や変更の余地がある。

    なお、BSIは4月7日にもクラウドコンピューティングの安全基準書である「クラウドコンピューティングコンプライアンス基準カタログ(C5:2026)」を公表しており、BSIはAIやクラウドに関する基盤となる文書類を整備している。

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    • フランスフランス
    • 事業者のM&A・国際展開
    • 国別・地域別トピック

    Altice France、SFR売却交渉期間を延期

    仏固定通信市場シェア第3位、移動体通信市場シェア第2位のSFRを有するAltice Franceグループは、国内のネットワーク事業者3社(オレンジ、Iliad及びBouygues Telecom)と続けているSFR株式売却交渉につき、4月17日から5月15日までとしていた排他的交渉期間を6月5日まで延期すると発表した。

    5月15日現在、3社による株式や事業の配分について、具体的な合意はまだなされていない。一方で、「フリー」のブランド名で低料金プランを提供しているIliadグループは、ネットワーク資源とは別個に、SFRが「RED」のサブブランドで提供する低料金サービスプランの加入者とサービス名を引き継ぐ意向を明らかにした。

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    • トルコトルコ
    • プラットフォーム
    • 国別・地域別トピック

    政府、2026年11月より15歳未満のSNS利用を禁止

    トルコ大統領府は5月1日、「法律第5651号(通称インターネット法)」を改正する「法律第7578号」を官報に掲載した。これに伴い、同国では今年11月から、15歳未満の子どもによるSNS利用が禁止される。

    改正法によれば、SNS企業は年齢確認措置を導入し、15歳未満のユーザへのサービス提供を防止しなければならない。15歳以上のユーザに対しても、年齢層に応じた段階的なサービス提供が求められる。このほか、ペアレンタルコントロール機能の提供義務や、欺瞞的広告の防止義務も課される。さらに、1日当たりの国内利用者数が1,000万人を超えるSNS企業には、有害コンテンツを1時間以内に削除する義務も課される。

    違反した場合には、SNS企業に罰金が科される可能性があるほか、政府が国内の個人・法人による当該SNSへの広告出稿や契約締結を禁止したり、当該SNSへの通信帯域を最大90%制限したりする制裁を科すことも可能となる。

    トルコでは、今年4月に生徒による学校銃乱射事件が2日連続で発生した。犯人がSNS上の過激コンテンツの影響を受けた可能性も指摘されるなか、政府はSNS規制強化の方針を打ち出していた。

    オーストラリアが昨年12月、世界で初めて年齢に基づくSNS利用制限法を施行して以降、未成年者を対象にしたSNS規制の導入が各国で広がっている。フランスでは15歳未満のSNS利用を禁止する法律について今年9月からの施行を目指しているほか、ノルウェーでも16歳未満のSNS利用を禁止する法案を年内に議会に提出する予定である。更に、ギリシャも「15歳未満のSNSへのアクセス禁止」「プラットフォームに対する信頼性の高い年齢確認メカニズムの導入義務」「既存アカウントの年齢再確認」を規定する規則をまとめ、2027年1月から施行する計画を示している。

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    • シンガポールシンガポール
    • モバイル
    • 国別・地域別トピック

    Simba Telecomに違法周波数使用の疑いが浮上し、事業者再編審査が中止

    2025年8月に発表されたSimba Telecom(旧TPG Singapore)によるM1買収審査を、情報通信メディア開発庁(IMDA)は無期限に中断することを2026年5月18日に発表した。最大の要因は、正式に割り当てられていない周波数帯を、Simbaが実運用で使っていた疑いが持ち上がったためである。事実であれば、無許可の周波数利用による電気通信法違反で、Simba社の事業免許違反にもあたる。

    もともと、IMDAは合併によって競争によるメリットが低下しないか、または公共の利益に関する懸念を引き起こすかどうかを中心に評価していた。今回、IMDAは、「重要な通信インフラの運用が、厳格なサイバーセキュリティ要件を満たしているか」を審査要件に入れていることを明言し、無許可の周波数利用は国家資源の濫用にあたると考えている模様である。今回のような違反は「前例がない」とIMDAがしていることから、かなり厳しい違反に関する検証が実施されるだろう。もし、違反が立証されれば、適切な措置(罰金、最悪の場合は免許停止)が行われる。

    Simbaは、移動体とブロードバンドの低価格商品で電気通信市場に攻勢をかけてきていた。

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    • マレーシアマレーシア
    • セキュリティ、プライバシー
    • 国別・地域別トピック

    コード制定で有害コンテンツ取締、児童のネット上での保護を強化

    通信マルチメディア委員会(Communication and Multimedia Commission:MCMC)は、5月22日、オンライン安全法(Online Safety Act 2025)に基づく二つのコードを制定したことを発表した。それらは、児童保護コード(Child Protection Code:CPC)及びリスク低減コード(Risk Mitigation Code:RMC)で、6月1日より施行される。

    これらのコードに基づいて、16歳未満の児童を保護するための措置を強化するために、児童が利用する際の年齢に応じた安全策の実装、有害コンテンツへのアクセス制限が行われ、プラットフォーム事業者には、効果的な通報・対応メカニズムを構成し、広告主の検証措置(広告主の身元確認等)や必要に応じた操作、コンテンツのラベリングが求められる。

    実施までの猶予期間が設けられるが、違反は行政措置・罰金の対象となる。この動きは2025年から開始された、有害コンテンツやネットいじめへの大きな対応策である(マレーシア 世界情報通信事情2025年9月、10月参照)。

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一目でわかる世界のICT

一目でわかる世界のICT

  • 国際エネルギー機関(IEA)は、2025年4月に発行した報告書「Energy and AI」において、AI開発・普及の急拡大に伴い、データセンターの電力需要は2030年までに2倍以上に増大すると予測している。学習・推論に膨大なデータ処理を必要とするAIの開発・普及に対応するため、GPUベースのアクセラレーテッドサーバーを実装したハイパースケール型データセンターの建設が進み、世界レベルで電力消費が増加すると述べている*。
    *例えば、OpenAIのGPT-4について、14週間のAI学習に消費する平均電力量は1日0.43GWhで、先進国の2万8,500世帯、途上国の7万500世帯が1日に消費する電力量に相当するとされている。
     
    <2005~2024年のデータセンターの電力消費量>
    同報告書によれば、2024年の世界の電力消費量は約415TWh、データセンターの電力消費は過去5年間で年間12%増加し、世界の電力消費量の1.5%を占めている。また、データセンターによる世界の電力消費量の約85%は、米国、欧州、中国で占められている。各国の状況は以下の通り(図表1参照)。
    • 米国:2024年の米国の電力消費量は約180TWh。2015年から2024年の間に年間12%増加し、世界のデータセンターの電力消費量全体の約45%を占めている。
    • 中国:2024年のデータセンターの電力消費量は約100TWh。2015年以降の電力消費量が大幅に拡大し始め、2015年から2024年の間にデータセンターの電力消費は年間15%増加し、世界のデータセンターの電力消費量の約25%を占めている。
    • 欧州:2024年のデータセンターの電力消費量は70TWh(推測値)で、欧州の電力消費量の2%弱を占めている。データセンターの世界の電力消費量に占める欧州の割合は15%強。
    • 日本:データセンターの電力消費量は20TWh未満(推測値)で、日本の総消費量の約2%。

    <2020~2030年のデータセンターの電力消費量>
    2030年のデータセンターの世界の電力消費量は、2024年の2倍増の945TWhとなり、2030年の世界全体の電力消費量の約3%弱を占めると推測されている。また、データセンターの電力消費量は年間約15%増加し、他のすべての産業セクターの電力消費量の増加率の4倍以上と推測されている。データセンターの電力消費量の増加は中国と米国で顕著であり、2030年の世界全体の増加分の約80%を占めている。各国の状況は以下の通り(図表2参照)。
    • 米国:2024年のデータセンターの電力消費量よりも約240TWh増加(130%増)。一人当たりデータセンター消費量が最も高く、2024年の約540kWhから2030年に1,200kWhを超える。
    • 中国:2024年のデータセンターの電力消費量よりも約175TWh(170%増)。データセンターの一人当たり消費量は2024年の約70kWhから2030年には約200kWhに達する。
    • 欧州:2024年のデータセンターの電力消費量よりも45TWh以上(70%増)。データセンターの一人当たり消費量は2024年の約100kWhから、2030年には約165kWhに達する。
    • 中国を除くアジア太平洋:日本のデータセンター電力需要は2024年よりも約15TWh増加(80%増)となり、一人当たり消費量は270kWhに達する。また、シンガポールとマレーシアにおけるデータセンターの電力需要が2030年までに2倍以上に増加する。

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