お知らせ詳細

欧州郵便サービス規制グループ（ERGP）は4月14日、将来の郵便規制枠組みに関する提言報告書を公表した。主要目的は、競争促進、市場発展、利用者保護、持続可能なサービス提供である。

報告書では、明確な定義と基準の確立、関連規則との整合性確保、ユニバーサルサービス概念の更新、利用者権利の強化、アクセス条件の明確化、規制当局の権限と独立性強化を提言している。

ユニバーサルサービスは安全網として必要だが、EU全体で調和された最低レベルでの概念更新を求めている。また、利用者に関しては、送信者中心から受信者中心への市場移行に対応し、全事業者への利用者権利の最低基準適用と脆弱利用者保護を重視している。

規制当局には、市場監視・介入権限の強化、権限の調和、独立性・財政安定性の強化を求めている。本報告書は公開協議を経て、7月2日に最終採択される予定である。