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欧州委員会は10月23日、海底ケーブルに係る報告書と海底ケーブルのセキュリティを強化する複数の拠出計画を公表した。EUの海底ケーブルインフラのマッピング、リスク評価、ストレステストを含む同報告書は、2024年2月に採択された「海底ケーブル安全保障に関するEU行動計画」に沿って実施した内容を報告するものとなっている。主な実施内容は以下のとおり。

＊EU域内相互及び世界各地域を結ぶ既存・計画中の海底ケーブルインフラのマッピング
＊七つの主要リスクシナリオを特定する協調的リスク評価
＊上記リスクシナリオに対するストレステスト実施ガイドラインの策定

また、欧州委員会は、欧州サイバーセキュリティ・コンピテンス・センター（ECCC）による拠出計画も公表。ECCCは、海底ケーブルのセキュリティを強化する「リージョナルケーブルハブ」に今後3年間で総額2100万EURを拠出するとし、第1弾となる1,000万EUR規模の公募を開始した。さらに、「サイバー連帯法」に基づき、重要インフラのレジリエンスに対する備えとストレステストを支援する1,000万EUR規模の公募も実施する。