カリフォルニア州のニューサム州知事は10月10日、個人データの削除を容易にする全米で最初の州法に署名、同法が成立した。この「Delete Act」は、州民が一度に全てのデータブローカーに対して自身の情報削除を要求できるツールを作成・提供するようカリフォルニア州プライバシー保護局（CPPA）に義務付けている。一方、各ブローカーは、同法の下、CPPAに対する登録が義務付けられ、45日毎に個人データ削除要求に応じなければならず、要求に応じなければ罰金などが科される可能性がある。なお、現行のカリフォルニア州法においても、州民が情報削除を要求することは可能ではあるものの、500社近いデータブローカーが同州内で登録されている中、要求は個々のブローカーに対して行う必要があり、要求が拒否されることもあるという。
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