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　グーグルとフィアット・クライスラー・オートモービルズは、5月3日、自動走行車開発で提携し、100台の自動走行ミニバンを製造すると発表した。グーグルは、これまで独自に自動走行車開発を進めており、この分野で自動車メーカーと提携するのはテクノロジー業界全体でも今回が初めてのケースとなる。
　
　フィアット・クライスラーがグーグルとの提携に踏み切った背景には、同社がダイムラーやBMW、アウディなどと比べて負債がかさんでおり、自社単独で自動走行車開発を進めるだけのリソースを持っていないことがある。また、グーグルも自動走行車を自社で製造するつもりはないとし、提携する自動車メーカーを探していた。両社は、この提携の下、フィアット・クライスラーがミシガン州南東部に持つ主要北米エンジニアリングセンターの1つで、クライスラーのミニバン「パシフィカ」にグーグルの自動走行技術搭載を進めていく計画だという。