2026.07.28
【フランス】ラ・ポスト、小包・物流に活路 2031年へ成長戦略始動
ラ・ポストは7月1日、2031年までの成長戦略「共に成功する:2031年への野心」を発表した。郵便物減少が続く中、得意とする物流・小包配達・デジタルサービスに軸足を移し、収益基盤を立て直す方針である。2031年の売上高目標は400億ユーロで、2025年の340億ユーロから大幅増を見込む。今後5年間で100億ユーロを投資し、配送拠点やデジタルインフラ、銀行・保険事業の近代化を進める。国内ではグラン・テスト地域圏に新たな小包プラットフォームを整備し、ボビニーやアラスにも拠点を新設。国外ではマドリードに新ハブを設け、ポーランドと英国にも配送拠点を開く計画で、世界の年間配達個数を27億個から36億個へ拡大する狙いだ。一方、書状数は2008年の180億通から2025年には50億通まで落ち込み、2031年には30億通まで減る見通しで、配達日数を3営業日から4営業日へ延ばす案も排除していない。ドゥボンCEOは公共サービスの使命を損なわずに拠点網1万7,000か所の再編に取り組む考えを示した。