2026.06.03
デジタル書状、スイスのユニバーサルサービスに正式組み込み
スイスでは2026年4月1日、郵便規則の改正が施行され、デジタル書状がスイス・ポストの基本サービス(ユニバーサルサービス)として正式に位置付けられた。
利用者はウェブサイトやアプリからPDF等の文書をアップロードして送信でき、基本料金は0.40フランから。受領確認付きは0.65フラン、SwissIDによる本人確認付き配達は1.85フランとなる。受信は常に無料だ。
本サービスはハイブリッド型を採用しており、受取人がデジタル受け取りを拒否した場合、スイス・ポストが印刷して紙で配達する。その際の料金はB郵便(3営業日)で1.45フランから、A郵便(翌日配達)で1.65フランからとなる。デジタル書状は郵便住所による認証やデジタル封印、適格タイムスタンプを備えており、通常の電子メールより高い安全性と法的有効性を持つ。
一方、今回の改正では物理郵便の品質基準も見直され、書状・小包・日刊紙の定時配達率目標が従来の95〜97%から一律90%へと引き下げられた。デジタル化の推進と、郵便物量減少への対応を同時に図る改革といえる。