2026.06.03
ポストノルド、週2回の固定配達日制を試験導入
スウェーデンの郵便大手ポストノルドは2025年5月4日より、書状の配達曜日を固定化する試験プロジェクトを開始した。対象はスコーネ南東部およびヨーテボリ近郊・エッケレー諸島で、各世帯は毎週同じ2曜日(例:火・木または月・水)に郵便物を受け取る。従来は隔週で配達日数が2日・3日と変動するため、届く日が分かりにくいという問題があった。
固定配達の対象は書状・新聞・広告類で、小包やエクスプレス便は従来どおり毎日配達される。対象地域の郵便ポスト集荷も固定配達日のみとなるが、取扱店設置のポストは平日毎日継続される。固定配達日が祝日と重なった場合は次回に繰り越される。ポストノルドは試験結果を評価した上で、このモデルの全国展開を目指す。
背景には書状取扱量の急減がある。2000年代以降で約70%減少し、2030年までに90%減が見込まれている。こうした状況を受けてスウェーデン政府は法改正を提案し、従来の隔日配達義務を3日に1回へ緩和するとともに、期限内配達率の基準も95%から85%へ引き下げる。エリック・スロットネル行政改革担当大臣は「以前と同じ配達頻度の維持が不可能であることは国民も理解している」と述べており、改正法は2026年6月16日に発効する見通しである。