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USPS経営委員会は5月9日、FedEx取締役会メンバーであるデイビッド・シュタインナー氏をUSPSの次期総裁兼CEOに任命した。アンバー・マクレイノルズ委員長は、シュタインナー氏が現在進行中の倫理審査および安全保障審査プロセスを完了した場合、7月に就任予定であると述べた。

シュタインナー氏はウェイスト・マネジメント社の元CEOで、2009年からFedEx取締役会のメンバーを務めており、現在は筆頭独立取締役および取締役会のガバナンス・安全・公共政策委員会の委員長を務めている。USPSに加わる前に、FedEx取締役会を離れ、必要に応じて他の役職やビジネス・財務上の利害関係を整理する予定である。

シュタインナー氏は「今後の課題とUSPSの持続可能で競争力のある未来を形作る機会に胸を躍らせている」と述べ、行政府の独立機関としての役割維持を強調した。

一方、USPS労働組合NALCのブライアン・レンフロー会長は、シュタインナー氏のFedExとの関係を「明らかな利益相反」として任命に反対を表明し、「アメリカの郵便システムを企業利益に引き渡す積極的な一歩」と批判した。