2025.03.12
【米国】USPS総裁が辞任意向を表明、10年改革計画の継続を期待
ルイス・デジョイUSPS総裁は2月17日付けの書簡でUSPS経営委員会に辞任の意向を通知し、後任探しを開始するよう求めた。2020年6月に就任した同総裁は、USPSの10年改革計画「Delivering for America(DFA)」を推進してきた。
この計画は現在も進行中で収支均衡という財務目標は未達成だが、2025年度第1四半期には近年稀な純利益を計上した。デジョイ総裁はこれをUSPSが自給自足体制という法的義務を満たす道を進んでいる証左としつつも、2025年度全体では69億ドルの純損失を予測している。
書簡では、総裁職がUSPSの困難な状況と改革への抵抗により非常に難しい仕事になっていると述べる一方、後任にはDFA計画の継続実施を望んでいると指摘した。