2025.03.12
【英国】オフコム、ロイヤルメールのサービス義務見直しを提案
オフコムは1月30日、ロイヤルメールの郵便サービス義務の変更を提案した。主な内容はセカンドクラス書状(3日以内配達)の土曜配達廃止と平日の隔日配達への移行である。
現在ロイヤルメールは法律により、書状を月曜~土曜に、小包を月曜~金曜に配達することが義務付けられており、ファーストクラス書状(翌日配達)とセカンドクラス書状のサービスを提供している。小包事業に重点を移しながら構造改革と近代化を進めている同社にとって、この提案は重要な変化となる。
オフコムはこの変更により、ロイヤルメールが年間2億5,000万~4億2,500万ポンドの正味費用を削減できると予測している。ロイヤルメールは声明で「配達通数が67億通しかない現在、200億通を配達できるよう構築されたネットワークを維持することは、もはや財政的に持続可能ではない」と述べ、この提案を歓迎した。
オフコムはファーストクラス書状の週6日配達維持とセカンドクラス書状の料金上限規制継続を予定している一方で、ロイヤルメールにネットワークの効率化のための投資も求めている。ロイヤルメールは昨年、今年4月までに改革を実施するよう要請していた。