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物流ワールドニュース

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海外主要国及び国際機関等における物流・郵便事業に関する最新の情報を定期的にホームページに掲載していきます。

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2025.03.12

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  • オランダ

【オランダ】PostNL、郵便サービスの大幅縮小を進行中

PostNLは郵便物の利用減少と配達員不足に対応するため、郵便サービスの大幅な縮小計画を段階的に実施している。この計画には郵便ポストの削減と夜間取集の中止、配達日数の延長が含まれる。

具体的には、2025年2月から全国約1万基の郵便ポストのうち約7,500基で午後5時以降の夜間取集を中止する。駅やショッピングセンターなど人通りの多い場所の2,500基と医療関連・葬儀案内状用のポストは夜間取集を継続する。

さらに、北ホラント、フリースラント、フローニンゲンの3州では約300本の低利用ポストを撤去し、今後1年半で計500基以上を削減する予定である。撤去は投函がほとんどないポストに限定され、医療機関周辺など利用頻度の高い場所のポストは維持される。この選定は自治体や高齢者団体との協議を経て行われ、ユニバーサルサービス義務の設置要件は遵守されている。

PostNLは現在24時間以内と定められている書状の送達日数を2〜3営業日に延長したい意向も示しており、さらに週5日配達から隔日配達への移行も検討している。これらのサービス基準変更には国会の承認が必要だが、信頼性の高い手頃な価格のサービスを維持するための選択とされている。プライオリティメールについては現行サービスを継続する方針である。