2025.03.12
【カザフスタン】カザフスタン大統領、郵便法改正法案に署名
カザフスタンのカシムジョマルト・トカエフ大統領が通信、公共調達、運輸、郵便サービスに関する法律の一部を改正する法案に署名した。この法改正は郵便サービス市場の発展を促進し、郵便配達プロセスにデジタル技術を活用できるようにすることを目的としている。
改正法では、暗証番号を持つ第三者も郵便物を受け取れるようになり、配達プロセスが簡素化される。また、農村部の郵便局は引き続き郵便事業体カズポスト(Kazpost)の支店として運営され、郵便局、銀行、公共サービスセンターとしての機能を維持する。
さらに、郵便事業者は郵便局を閉鎖する際、閉鎖予定日の少なくとも3か月前までに地方自治体に通知することが義務付けられる。カズポストには補助金を受けた医薬品の地域での配達・保管に協力する新たな責務も課される。
この法律では、郵便事業者の小包ロッカーを住宅に設置するための規則も定められており、建物・非居住用不動産・共同住宅の所有者は郵便事業者と契約を結ぶことで、小包ロッカーの設置スペースを割り当てることが可能になる。