2024.10.07
【ポーランド】ポーランド・ポスト、変革計画を発表
ポーランド・ポストは、同社を総合物流企業へと変革する「変革計画」を発表した。この計画は、ITインフラの近代化や業務プロセスのデジタル化など、幅広い分野に及ぶ。
この変革計画は、ユニバーサルサービス提供事業者としての役割を果たしつつ、ポーランドで最も歴史のある企業の一つであるポーランド・ポストの郵便・物流市場における地位を再構築するために不可欠である。
計画の第一段階「ポスト1.0」では、ITシステムの改善や郵便サービスの質向上に重点を置き、今年後半の完了を目指している。また、組織のスリム化を図るために希望退職制度を導入する予定。
顧客のニーズに迅速に対応するため、業務全体をデジタル化する。ITシェアードサービスセンターを設立し、業務プロセスを自動化することで、効率的な運営を実現することを目指す。
ポーランド・ポストによると、郵便局の役割はその立地に応じて異なる。例えば、小規模な自治体にある郵便局は、市民サービスセンターとしての役割を果たし、従来の書状や荷物の受け取り、年金の受け取り、パスポートやその他の行政サービスの提供、文房具の販売なども行う。一方、大都市の郵便局は、郵便業務に加え、社会文化施設や商業ギャラリーとしての機能も果たす。現在、新しい郵便局モデルの開発や郵便局のレイアウト工事が進行中である。