2024.05.16
【英国】ロイヤルメール、セカンドクラス書状配達日数削減を要請：クレティンスキー氏買収提案対抗
チェコの億万長者、ダニエル・クレティンスキー氏による買収提案に対抗するため、ロイヤルメールはセカンドクラスレターの配達日数削減をオフコム（情報通信庁）に要請した。
ロイヤルメールの親会社であるインターナショナル・ディストリビューションズ・サービシズ（IDS）は4月22日、オフコムに対し、サービス削減による支出抑制に向けた見直しを急ぐよう要請した。この請願は、IDSの取締役会がクレティンスキー氏からの32億ポンドの買収提案を拒否した後の動きである。IDS幹部は複数の機関投資家に対し、クレティンスキー氏の提案に従わないよう求めている。
ロイヤルメールは、週6日、全国一律料金で書状を配達しなければならないというユニバーサルサービス義務（USO）の改革を望んでいる。
IDSによれば、過去4年間、政府とオフコムはユニバーサルサービス改革を行わなかったため、ロイヤルメールの構造改革が妨げられており、緊急の行動が必要となっていると強調した。