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物流ワールドニュース

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海外主要国及び国際機関等における物流・郵便事業に関する最新の情報を定期的にホームページに掲載していきます。

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2023.03.17

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  • 米国

【米国】UPSとAmazonの取引が減少

UPSは、同社の大口顧客であるAmazonとの取引を2023年に更に縮小していくことを計画している。
Amazonは、輸送時間やラストマイル配達のコントロールをより強めようとしており、UPSやその他の業者に委託していた配送業務を自社物流システムに移している。
2022年にUPSが配達したAmazonの荷物数は、前年の14億1,000万個から13億個に減少。また、UPSが証券取引委員会(SEC)に提出した書類では、Amazonと関連する同社の収益は、2020年の13.3%から11.3%に減少した。UPSはこの間、利益率のより高いヘルスケア企業や小規模な荷主との取引に焦点を移し始めている。
Amazonとの取引の減少は、UPSの扱う全体的な荷物数にも影響を及ぼしている。同社が米国で1日に扱う平均荷物数は、第4四半期に前年同期から3.8%減少。その約半分はAmazonからの荷物が減った結果だ。
UPSは、Amazonとの取引がさらに減ることで、米国内での荷物数の減少は続くと予測。 ただし、Amazonは、荷物数が自社で捌ききれないほど増えた場合や、同社配送網がまだ到達していない地域の配送については、まだUPSを必要としている。
それでも、Amazonは、全体でかなりの数の荷物を自社で配送できるようになっており、2021年の荷物数における同社の米国市場シェアは22%に増え、FedExを上回った。