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2022.08.02

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  • 米国

【米国】FedEx、全事業統合する「Network 2.0」戦略を開始

FedExは6月29日、全事業を統合する「Network 2.0」戦略の開始を発表した。今後5年間で約20億ドルをかけて、事業ごとを独立した会社として扱うビジネスモデルからの転換を図る。
FedExはすでにこの戦略の一部を限定的に進めている。同社は2020年初め、荷物を配達に最も適した事業部門に引き渡せるようにする「ラストマイル最適化」ツールを運用開始。航空・国際事業部門のFedExエクスプレスは、地上配送事業部門であるFedExグラウンドの米国内拠点3ヵ所を共用し、毎週130万個の荷物をFedExグラウンドに引き渡している。
FedExグラウンドはドライバーを独立した契約業者として使用していることもあり、運営コストが低く抑えられており、今後、FedExエクスプレスとの協力関係はさらに強まると見られる。
小口トラック輸送事業であるFedExフレイトも、FedExグラウンドと、空輸量の削減と機材の使用率向上を目指して、37億マイルに及ぶ広大な幹線輸送事業の統合を初めており、鉄道のインターモーダル・ネットワークの利用を拡大することで、トラックの走行距離を約800万マイル削減することに成功した。
FedExはこれらの取組により、今後5年間で取扱荷物量が増加しても、米国内の営業所の数を100ヵ所減らすことができるとしている。