2022.06.02
【米国】デジョイUSPS総裁、郵便料金を値上げし続ける必要性に言及
ルイス・デジョイUSPS総裁は、USPSが長期的に自立できる見通しが立つまでの間は、市場支配的商品の料金値上げ頻度は高まるであろうと予想した。デジョイ氏は、従来の価格決定モデルには深刻な欠陥があるとし、「現在の高インフレ環境では、年1、2回の値上げでは対応することができない」と述べた。
USPSは今年4月、市場支配的商品の料金を7月に約6.5％値上げすると発表。これに対し、業界団体は、2020年末に導入された新たな料金規制を再考するよう求める嘆願書を郵便規制委員会（PRC）に提出。業界団体は2021年にも、料金規制に異議を唱える訴訟を起こしたが、連邦控訴裁に棄却されている。